September 18, 2008

シャロムヒュッテ

長野県、安曇野。
北アルプスの麓に広がる静かな森の中に、シャロムヒュッテはあります。

シャロム












ヘブライ語で「シャロム(平和)」を意味するその場所には、
遠方からたくさんの人が訪れます。

ここ4日ほど、僕も家族をつれてシャロムヒュッテに行ってきました。


シャロムは、パーマカルチャーの考え方を取り入れ、自給自足を目指す宿として有名です。

森に木々に寄り添うように建つ、白く美しい建物。
前には広い草原が広がり、遠く穂高の町を見下ろす
涼しい高台のとても気持ちのよい場所にあります。

自然に学び、自然と共に生きる。
オーナー臼井さんの哲学は、たくさんの人の手を通して、
シャロムを形作っています。

ストローベイルの建築物。コブハウス。スパイラルガーデン。
コンポストトイレ。使用済の天ぷら油で走る車。

いろいろあったけど、これ(↓)面白かった。

自動ドア
 手作り自動ドア!

 横にぶら下がってる瓶の重みで、
 開けたドアがひとりでに閉まるの。

 もう楽しくなっちゃって、
 ガーと開けてはパタン。
 ガーと開けてはパタン・・
 
 を子供のように繰り返す、パパ。


でもね、中でも一番びっくりしたのは、自然農の畑でしょうか。

自然農












すごいでしょう?

これ、どう見ても、荒れ地。
その雑草の中に、ぽつぽつと野菜の姿がある。

持ち込まない、持ち出さない。
雑草や虫を敵としない、それが自然と共存していく農業【自然農】。

刈る踏む








特に大きな機械を使わず、鎌一本でザクザク草を刈り、
種を蒔き、その上に刈った草をふんわりとかける。それだけ。

野菜の形を揃えよう、外敵を撲滅しよう、
そんな無理をしてないの。
形は悪くても、自給するには十分の野菜が実る。

臼井さんは、「なんでも60点で良いんだよ」と話していました。
虫がついた野菜は、虫にあげる。
野菜と雑草を共存させる。
それは今までの農業の在り方とは違うかも知れません。
でも、100年先を考えたとき、どちらが続いていくのでしょうか。


シャロムに来る人は皆、「本当の豊かさ」について、考えるかもしれません。

一日に150食も売るほど繁盛していたレストランを、30食限定にした臼井さんは、それを「マイナス成長」と呼びました。

大きなアースオーブン、自然農の畑、森の保育施設で元気に遊ぶ子供達。
人と人が繋がり、自給自足の中でゆったりとした時間の中に暮らす人たち。

もろに子草原







テレビもない、いっぱいお金が稼げる訳でもない。
でも、彼らはいつも笑顔で、とても幸せそうに見えます。

頑張らない生き方。
完璧でなくて良い。
自分のできる範囲で、ベストを尽くし、
今、自分の手にあるものだけで、幸せを作っていける
「足る」を知る彼らは、本当の意味で豊かです。


僕は今まで自然食を作りながらも、どこか金銭的なものに捕われ、
時間に縛られ、常に自分自身を追い込みながら仕事をしてきました。
もっと早く、もっと美味しいものを、もっとお金を稼ぐために。

高い評価を得ても、いつもどこか苦しい。
そんな生き方をしていたように思います。


いろいろ紆余曲折ありながら、その中で、
ただ純粋に、お客様に幸せになってもらうためだけに料理を作りたいと考えるようになりました。

森の中に土地を買って、そこに自分の力で店を建て、
自然農法で野菜を作り、湧き水を汲み、
ほっぺたが落ちるようなおいしい料理とあったかいおもてなしで
お客様を迎える・・
いつか、そんなお店を作りたいと思います。

野菜












シャロムでお土産に、たくさんのお野菜を分けて頂きました。
これでふたばカフェとsosoさんの演奏会のお料理を仕込みます。

おいしい野菜を手に入れて、もう百人力ですよ♪
シャロムの皆さん、本当にありがとうございました。



 【安曇野穂高 舎爐夢(シャロム)ヒュッテ ホームページ】

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この記事へのコメント

1. Posted by なごみ   September 18, 2008 00:36
げんきいっぱいのお野菜たちですね〜。
もう間もなくふたばカフェのOPEN!
sosoさんとのコラボもたのしみですね。
がんばらないでがんばってくださいね。

あ、ちょうどこの前の週末
わたしの友達が男一人で
シャロムに行ってましたのよ。
会ってたりして(笑)
2. Posted by macrobi papa   September 18, 2008 07:40
頑張らないで、頑張ります。
ああ、難しい。頑張らないって(笑)。

日曜なら、お会いしていますね。
土曜なら会ってないかも。
世の中は以外と狭いから、話してみるとどっかで繋がっていたりしますよね。
面白いです。
3. Posted by naon   September 18, 2008 21:58
こんにちわ。
私も家族で月・火ですが安曇野に行っていました。
シャロムは一杯で取れなかったので、
シャンティクティですが…

初めてシャロムにお邪魔した時、
本当にいろいろなものに感動しました。
目からうろこってこういう感じかもって思いました。
臼井さん、本当に素敵な方ですよね。
私は個人的にコンポストトイレ、すごく印象的でした。
早朝ヨガも朝のエコツアーもすごく素敵ですよね。

明日、ふたばカフェ楽しみにしています♪
4. Posted by みっこ   September 19, 2008 01:56
シャロム ヒュッテ行かれたのですね。
いいなあ。
「なんでも60点でいいんだよ」
これは、私には慈雨のようなお言葉です。
まだ行った事がありませんが、臼井さんご夫婦とはインド滞在中にお会いしました。もう20年も前の話になりますが。

パパさんのふたばカフェにタンボロッジさん。と東に行きたいところが増えています。
そのうち絶対、縦断旅行を決行するぞ!
といいつつ、ふたばカフェが本葉カフェになっちゃってるかも。

楽しみ増殖中です^^
5. Posted by macrobi papa   September 19, 2008 03:20
こんばんは、みっこさん。

「なんでも60点でいいんだよ」
雑誌の対談かなにかで、臼井さんの話を読んで、とても興味を持ちました。
だって、マイナス方向に成長するんですから。

実際、お会いしてみると、気さくな方で・・ユニークというか、面白い人です。
冗談ばっかり云っていたかと思うと、すごく心に響く話をします。

>ふたばカフェが本葉カフェになっちゃってるかも。

ずっと「ふたばマーク」のままかも(笑)。
6. Posted by 予言者モスラの娘   September 19, 2008 13:58
すぐに、三つ葉になって、
やがて、幸せを運ぶ、四つ葉になりますとも!
7. Posted by macrobi papa   September 19, 2008 19:27
ありがとうございます、モスラさん。

・・その柔軟かつユニークに変化していくハンドルネームも素敵です。
8. Posted by macrobi papa   September 19, 2008 19:31
あ、naonさんのコメント。
これかぁ。すいません。
何かの拍子に見落として、、コメントが遅れました。

こういうの本当に気をつけているのですが、申し訳ありません。
9. Posted by tanqueray   September 19, 2008 21:02
こんばんは、papaさん。
シャロムヒュッテ行かれたのですね。うらやましい・・・
一昨年の夏だったか、家族で初めてお邪魔して、すごーく寛げた場所です。
我が家はコドモさんが食物アレルギー(卵・牛乳・小麦・大豆)なので、どこか泊まりで行くとなるとマクロビのお宿、と決めています。卵の混入が一番怖いので、マクロビのお宿が一番安心なんです(笑。
これで3軒行きましたが、まったくはずれなしです。
なかでも臼井さんのところは、もと食アレっ子の親をされていたということもあり、先輩の意見が聞けるという意味でもまた行きたい場所です。
あそこで撮った写真は不思議と、ひかりが柔らかな気がします。
来年の夏はまたシャロムにお世話になろうかなぁ。。
10. Posted by ライ   September 19, 2008 21:37
はじめまして。
本日2時頃、ふたばカフェ伺いましたが、ランチ終了しておりました。おいしいお野菜を食べれず残念〜と思いつつ、どんなお店だったのか想像で楽しんでいます。ふたばカフェ<セカンド>(?)楽しみに待っていますね〜。
11. Posted by ミクママ   September 21, 2008 08:32
始めてコメントさせていただきます。
昨日森のカフェでランチをいただきました。
スープが優しいお味で美味しくてお代わりさせていただきました。どれもみんな美味しかったんですが特にかぼちゃのコロッケが最高でした。シャロムのかぼちゃだったんですよね。シャロムは二ヶ月ほど前に行って来ました。
泊まったのは松本の明神館だったんですが(ここのマクロフレンチも美味しかったですよ)、どうしてもシャロムに行ってみたくて、安曇野でお蕎麦を食べた後に行って、ピザをいただいてきました(大食いなんです私)
森のカフェもシャロムもどちらも「良い気」の流れている場所ですね。
身体にも心にも優しい食事をいただいて、優しいピアノの音に包まれて、心がおだやかになるのを感じました。

また機会があったら、マクロビパパさんのお料理いただきたいです。ごちそうさまでした。
12. Posted by macrobi papa   September 21, 2008 17:01
こんばんは、tanquerayさん。

シャロムには保育施設の「森の子」という施設があります。野外の自主保育施設なのですが、子ども達への接し方が普通の保育施設とは少し違いました。

子どもが普通にのこぎりで木を切ったり、料理をしたり、森の中を駆け巡ったり。
子どもの自主性をのばしていける理想的な環境であるように感じました。

子どもに教えなければならないのは、文字とか算数ではなく、自分で考え、友達とコミュニケーションを取りながら、いろいろなものを作り上げていく経験のようなものなのかも知れませんね。

シャロム、楽しかったです。
ちょうど中秋の名月で、とてもきれいでした。
13. Posted by macrobi papa   September 21, 2008 17:03
ライさん、すいません。
ランチ結構用意したのですが、無くなるのが早くって。

次回、セカンドですね。
近いうちに。

・・何つくろ。
14. Posted by 修行する社員   September 21, 2008 20:30
5 初めまして。
写真の使い方や記事の書き方を参考にさせていただきます。
15. Posted by macrobi papa   September 22, 2008 11:55
はじめまして、修行する社員さん。

ブログ、とっても面白かったですよ。
人生は日々是、精進ですね。
 

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