August 05, 2008

ひじきとヒ素

 「ひじき」には、ヒ素が含まれているから食べない方が良い

英国食品規格庁(FSA)から発表されて、問題になったことがあります。
これ、困りました。

僕、ひじき煮、好きなんですよ。


「ヒ素」って聞くと、猛毒のイメージがあります。

基本的にヒ素は、何とくっつくかで毒性が違うみたいですね。
『有機ヒ素』とか『無機ヒ素』と云った分類があります。

ヒ素は、魚介類や昆布・海苔など海草類に広く含まれている元素です。
それらは、『有機ヒ素』という、毒性のずっと弱いもの。

今回の問題は、なんでだかひじきにだけ、それより強い無機ヒ素
含まれていたってことなんですね。

これが発表されて、日本では関係する業者さんや、内閣府も
押し寄せる質問の対応に大変だったみたいです。

いろいろとQ&Aも出ました。分かりやすいところで・

日本生協連(coop)のQ&A
伊勢家こな吉商店のQ&A

主な内容をまとめると・・・

(1)ひじきは、昔から食べられているけれど、中毒になった人はいない。
(2)水戻し・加熱などの調理行程で、かなりの量のヒ素を除去出来る。

の2つに、なります。


(1)に関しては、確かにその通りだと思います。
   実際、ひじき中毒と云うのは、ありませんでしたから。

(2)に関しては、「水戻しならびに温湯戻しによる
    ヒジキ中ミネラル成分の減少」
など、いくつかの詳しい報告書が
    ネットからダウンロード出来ます。
    日本の伝統的な食べ方は、かなりのヒ素を除去することが可能なようです。


この問題をコラム本で取り上げていた著者は、

「みなさん、ひじきは辞めましょう。ひじきを作られている方は、副業の人がほとんどですから本業の方で稼いでください」

・・のように、話を結んじゃっていたのね。
うーんと思って、その本を閉じました。


科学技術が進んで、いろんなことが分かるようになってきました。
でも、人間がどんどん自然から離れていってしまうように感じます。

ひじきって、たぶん僕達が生まれるずっと昔から、
海で取ってきて、干して保存食にして、
お母さんが煮て、食卓に当たり前のように並んできたおかずなんだと思う。

低カロリーでミネラルや鉄分が多いからと、ひじきばっかり食べるの違うと思うし、
実は毒だったんですよ、食べるの辞めましょうと云うのも違いますね。

たとえやっぱりひじきが毒だったとしても、
手を合わせて頂きます云って、食べられれば
僕はそれで良いと思いました。


【マクロビオティック】って、
何を食べるかと同じくらい、
どう食べるかが大切になってくるのだと思います。

どんな食べ物を食べたとしても、その素にある「いのち」に感謝して、
僕たちが、より良い方向に進んでいくことが出来たなら、
それは「食べたものを生かす」と云うことになるんだと思う。

そして、他を生かすことが、自分を生かすことに繋がるのかな。


なんだかひじきとか、栄養学の話じゃなくなっちゃったけど・・

心からありがとうって、食べられたら、
僕たちはどんどん変わっていけるような気がするんです。


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【あれが悪いのウソ。ホント。】



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この記事へのコメント

1. Posted by レヴィ   August 05, 2008 21:24
ひじきに無機砒素が含まれていたとは知りませんでした。
コレを知ると心配になりますよね。
さらに、ひじきには砒素意外にも水銀が多く含まれているからたくさん食べない方がいいと言われますよね。
さらに、六ヶ所村の原発再処理工場が稼動すると三陸の海藻が被爆するから食べない方が良いと聞きました。

でも、マクロビパパさんがおっしゃるようにどうたべるかも大切ですよね。
お料理の下処理で流れ出すものもあるんですものね。
ひじきも毎日大量に食べる物じゃないし、適量なら健康被害も無いんですものね。

アメリカは人を不安させて民意を動かしていると言われています。
日本人は世界でも不安を感じやすい民族、報道を自分なりに解釈して自分で選ぶべきですよね。

PS.もやしもん1巻読みました。
  ちょっとヘビーなところもありますが面白いです。

2. Posted by macrobi papa   August 05, 2008 22:29
レヴィさん、僕は原発について考えてこなかったように感じます。
原子力発電と云うものがどういうものか。

それを最近見る機会が多いです。
ちっとも他人事では無かった、いまさらですが・・

ただ原発反対と云う前に、それを知り、
自分たちが変わっていかなければならないと思いました。
3. Posted by macrobi papa   August 05, 2008 22:34
アメリカですか・

最近の豆乳ブームも、アメリカが大豆を日本で売るために煽動してるって、云う人もいますね。

その話の真偽より、自分達は本当に自分の意志で考え、選んでいるだろうか?って、ことを思うんです。

テレビで、映像で見る情報とか、活字より強いですから。情報を、無意識に取り入れちゃうのって、本当に怖いと思いました。

もやしもん、1〜5巻はあんまり面白くない。6巻は面白いと聞いて、6巻から読み始めました。
・・面白いけど・・ストーリーが分からん。
4. Posted by みき   August 06, 2008 09:46
>心からありがとうって、食べられたら、
僕たちはどんどん変わっていけるような気がするんです。

ほんとにそう思います!
「心から」ありがとうって感謝できれば
きっと体に悪いなんてなくなるような・・・・
それが、なかなか難しかったりするのですけどね
でも、だいぶできるようになってきました
5. Posted by macrobi papa   August 06, 2008 17:20
こんばんは、みきさん。

仏教でも、「たべる」ということをとても大切にするそうです。
食べ物を粗末にせず、生かしきると云うのがお釈迦様の教えなんですね。

マクロビも宗教も、行く付くところはおなじなのかもしれませんね。
6. Posted by ルパ   August 09, 2008 15:07
このお話、一頃、話題になりましたね。

最初はえ!と思ったけれど、
日本の伝統的な食材だし
半減期28時間で365日食べてるわけでもないし、丼いっぱい食べるわけでもないし、日本人の美しい食べ方ならOK!とか自分的に結論に達して美味しく戴いています。
何より幼い頃から海藻類を毎日たっぷり食べて、牛乳は苦手で飲まない77歳の母が55歳の骨密度で砒素の項で心配されているような悪影響も無いのだから大安心しています。

こういう研究をされるのには、ひじきを食べる習慣が長年無かった国の人と先祖伝来ひじき食べ続けている国の人との身体の組成の違いとかも考慮して欲しいものです。
一昨年、某大学の研究に協力して髪の毛と主に飲食しているものの調査表を送りました。
それぞれの髪の毛の炭素同位体と窒素同位体を算出してグラフ化し、そこに主な食材の炭素同位体と窒素同位体のグラフ化されたものをあわせてらっしゃるのですが(すいません、すごくわかりにくい説明で)、同じ日本人であっても穀菜食のみの方、動物食の多い方、どちらも程よく食べる方、いろいろな違いがはっきりグラフに出ていてとても興味深いのです。
もうすぐその資料が載った本を出版されるのではなかったかしら。
直近3ヶ月の食生活がその数値に反映されるらしいので、気の遠くなるような年数を経た人の身体だと、尚の事。DNAからして異なるパターンになるのでないのかと素人は妄想しています。
久しぶりだとつい長文。ご容赦を。
7. Posted by macrobi papa   August 10, 2008 22:57
ルパさん、いらっしゃい♪
なんか嬉しいな。

「食」の分野が、科学で研究される上で、こういうポジティブな分野で進められる分には大賛成です。
ネガティブな知識も必要であるとは思うのですが、伝え方がちょっと違うと、聞く方はえらいトラウマになりますから・・

フィチン酸もそうだし、ブルーベビー症候群もそう。

何が正しいと云うのは、時間とともに180度変わってしまうこともあります。
情報を選んでいかないと、流されちゃう。

そういう時代なのかなぁ。

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