December 18, 2007

煮浸し(朝のスープ仕立て)7段変形 

前回紹介した記事『煮浸し(朝のスープ仕立て)基本レシピ』。
さらにその応用編。7つのバージョンをご用意しました。

・・あ、1週間、毎日食べれますね。


 ■1/小松菜・えのき・油揚げ■

えのき 小松菜 油揚げ 月曜日のスープ煮浸し
 材料 小松菜 えのき 油揚げ
    基本のスープ
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★★
 難易度   ★
 お勧め度  ★★★

「スープ煮浸し 本当の基本形」は、これ。
そして一番好きなのも、これ。
カルシウムたっぷりの小松菜がザクザク食べられる。
油揚げは、油抜きしないで使います。
作り方は、基本形と一緒。


 ■2/水菜・舞茸・油揚げ■

水菜 舞茸 油揚げ 火曜日のスープ煮浸し
 材料 水菜 舞茸 油揚げ
    基本のスープの薄口醤油を濃口醤油に変える
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★
 難易度   ★
 お勧め度  ★★

レベル2。材料のマイナーチェンジ。
青菜はなんでもOKなんだね。これハリハリ鍋のイメージ。
水菜は芯も、葉も、すぐに火が通る使いやすい食材。
さっと煮るだけで良いです。


 ■3/小松菜・細切野菜・油揚げ■

細切野菜 油揚げ 小松菜 水曜日のスープ煮浸し
 材料 小松菜 大根 人参 エリンギ 油揚げ
    基本のスープ
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★★
 難易度   ★★
 お勧め度  ★★

レベル3。材料は『具沢山』でも良いんです。
青菜に、冬の根菜を合わせて。
野菜は切り方を揃えて、沸いたら6分ほどやや長めに煮る。その後、小松菜の茎を2分。その後、葉も入れて、さっと煮る。
エリンギは、煮てもシャキシャキとした食感が残せるから好きな食材。


 ■4/白菜・人参・しめじ■

白菜 人参 しめじ 木曜日のスープ煮浸し
 材料 白菜 人参 しめじ
    基本のスープ
 嫁さんウケ ★★
 子供達ウケ ★★★
 難易度   ★★
 お勧め度  ★★★

レベル4。この味は・・鍋ですね。
冬の白菜のジューシーさを、直球で堪能できる煮浸し。
油揚げは抜いてみました。
コクが出て好きな食材なのですが、油のカロリーが高い。
細めの人参は、こういう感じに薄めの輪切りにすると可愛い。
野菜は、切り方ひとつで、味も印象も、全く変わります。


 ■5/小松菜・しめじ・海苔・油揚げ■

海苔 小松菜 しめじ 金曜日のスープ煮浸し
 材料 小松菜 しめじ 海苔 油揚げ
    基本のスープの薄口醤油を濃口醤油に変える
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★
 難易度   ★
 お勧め度  ★★

レベル5。仕上げに『もみ海苔』で磯の香りをプラスします。
油揚げは少しだけ。海苔はすごく良いだしが出ます。
濃口醤油も、「塩分+だし」として使っています。


 ■6/チンゲン菜・えのき・切り干し■

えのき チンゲン菜 切り干し 土曜日のスープ煮浸し
 材料 チンゲン菜 えのき 切り干し大根(細切り)
    基本のスープのだしを水に変える
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★
 難易度   ★
 お勧め度  ★★★

レベル6。油揚げの代わりに、切り干し大根を入れます。
だしは使わず、えのきと切り干しを入れ、水で煮ていきます。
だしのない時、便利ですね。
切り干し大根が好みの固さになったら、小松菜を茎→葉の順に煮ていきます。
パパは「しっとり切り干し」が好きですが、ママはシャキシャキが好き。


 ■7/ブロッコリー・ひよこ豆・マッシュルーム■

ブロッコリー ひよこ豆 マッシュルーム 日曜日のスープ煮浸し
 材料 チンゲン菜 えのき 切り干し大根(細切り)
    基本のスープ
 嫁さんウケ ★★★
 子供達ウケ ★★★
 難易度   ★
 お勧め度  ★★★

レベル7。『洋野菜』でも煮浸し可能。
子供が苦手なブロッッコリーも、煮ればホクホク。
ひよこ豆は、圧力鍋で炊いたものを冷凍しておけば、使いたいときにちょいと使える。

野菜を取り出して冷まし、残ったスープを葛で【あんかけ】にすると、冷たくても美味しい。スープごと寒天寄せにして、【野菜のテリーヌ】なんてのも、暑い季節には涼しくて良いですね。

粟の麺をゆがいて、ごま油と生姜・白胡椒でパンチを出したスープ煮浸しと合わせれば、【ベジラーメン】だって作れちゃう。


料理は、楽しい。
アイデア次第で、無限の可能性が広がるんだ。


vegetus at 00:07│Comments(15)TrackBack(0)clip!れしぴ 

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この記事へのコメント

1. Posted by ちさと   December 18, 2007 10:15
バリエーションが広がって楽しいですね♪
ちょうど毎日のお味噌汁(ウチでは夜も味噌汁がないと暴れん坊(@3歳息子)が出るので−−;)に悩んでいたところです。
子供のメニューは好き嫌いがあると困ってしまうんです〜((T∀T)
アイデアが枯渇&時間制限ありで悩み多き毎日ですが、papaさんからお知恵を拝借して乗り切ります☆
今日の夕飯は無事に済みますように・・・(−人−)
2. Posted by macrobi papa   December 18, 2007 17:26
こんばんは、ちさとさん。
幼児期の子供の好き嫌いは、曖昧だったりします。
同じブロッコリーでも、子供に下ごしらえさせて、
食事の際に、「ユウが切ったブロッコリーなんだよね」とか・・とにかく褒めます。

すると「俺、これ作った」と、得意げで、ぱくぱく食べますし、妹に勧めるくらいです。
しめしめとパパ。
そんな感じの作戦はいかがでしょう。
3. Posted by    December 20, 2007 17:15
嫁さんウケと子供たちウケが面白いです。
どれも美味しそう。
えのきもシメジもえりんぎもこちらには無いので、
日本で食べるのを楽しみにしてます。

写真をクリックしたら料理が出てくる、、とかあったらいいのに。笑

料理って冷蔵庫に無いが入ってるかで具がきまっちゃうんですよねー。
パパさんは小豆やヒヨコ豆以外の豆って、どう料理しますか?
大豆や黒目豆、ピンク豆なんかを使いたいんだけど、スープくらいしか思いつかなくて、、。
4. Posted by macrobi papa   December 21, 2007 08:16
舞さん、おはようございます。
嫁さんと子供たちでは、美味しいのツボがかなり異なります。参考にして頂ければ。

ピンク豆ってなんですか?
大豆だったら、サラダ。かき揚げ。チリビーンズ。
煎り大豆をごはんと炊き込むのも美味しいです。
あと酢に漬け込むのもありましたね。

金時豆系の様な甘みのある豆は、ペーストにしても美味しいです。クミンとレモンを効かせて、ハモスとかファラフェルとかも良いです。
5. Posted by スズヨシ   December 21, 2007 13:13
パパさん、基本形を参考に早速作りました!(買い置きがなかったので、しめじ抜き。あと、味りん(味の母)を加えました。)

青梗菜と油揚げの甘みに、味りんの甘さも加わって、とても美味しくできました。今日の弁当に、水分をしっかり切ってから、ひねり胡麻をふりかけて持って行きました。冷めても美味しい〜。


バリエーションを参考に、新しい組み合わせを試してみようと思います!簡単なのに美味しいなんて、「料理するのって面倒だなぁ」と思ってしまう俺にはとてもぴったりです。

ありがとうございました!
6. Posted by macrobi papa   December 21, 2007 19:10
スズヨシさん、早速作って頂いてありがとうございます。この基本形さえ覚えておけば、おでんもラーメンもうどんも、思いのままです。

ちなみにうどんは、「白たまり」を仕上げに、ひとたらし。好みで柚子。または七味。
4人前、3回戦のスープ。うどん3玉。
青菜もしっかり摂れます。

ベジラーメンは、生姜を効かせて、ごま油。塩。
好みで黒胡椒。

マクロじゃない人に作っても喜ばれます。
7. Posted by こなっぽいなもたん。   December 21, 2007 19:18
パパさん。
感動〜(TT)
こういう派手じゃない料理って、体は好きなんですけど、目を引かないから、ついついおざなりにしがちなんです。

>料理は、楽しい。
>アイデア次第で、無限の可能性が広がるんだ。

自分も常日頃からそう考えてるんですが、きちんと土台ができてない私が同じことを言っても、パパさんとレベルが違うと改めて感じましたー。
1日目からやってみたいと思います。

合体〜♪
8. Posted by macrobi papa   December 21, 2007 22:33
ブログのセンスは、こなっぽいなもたんさんの方が確実に上ですよ。
あれ、すごく良かった。ウヨウヨ。

見てない人は、見て損はなし。ですよ。
http://konasorakona.blog116.fc2.com/blog-entry-157.html
9. Posted by tender   December 23, 2007 05:40
パパさんこんにちわ♪今回も大感激です。
このスープ子供達に大人気でした。

こんなに簡単なのに、あの美味しさ!は
すごいですね。またブログで
紹介させていただきました。すみません、
あまりの美味しさに大興奮の私です。
ありがとうございます!

美味しい料理の秘訣を惜しげもなく
披露されていて大感激します。

私はお料理教室に通ったこともなく
料理本やマクロビの先生に相談しながら
毎日の食事を作っています。
ですので、パパさんのブログは
本当にありがたく拝見しています。

次回の重曹とベーキングパウダーの
お話にも興味深深です!
いつもありがとうございます。
10. Posted by macrobi papa   December 23, 2007 21:19
tenderさん、こんばんは。

喜んでもらえて、何よりです。
料理のレシピは、秘伝にしておけばそれは財産ですが、共有すればそれは皆の幸せになります。

あーでも、こんなに喜んでもらえるとは、思いませんでした。

バリエーションが効く料理です。
なにか面白いの開発したら教えてくださいね。
11. Posted by tender   December 24, 2007 06:24
パパさん、ありがとうございます。
以前の米飴の使い方でも
と〜っても感動したのです。

ネットで惜しげもなくこんな素敵な
秘訣を公開していただいて、きっと
たくさんの人が感謝していると思います。

私は料理が大の苦手でした。子供が小さい
ですし、料理教室に通うこともなかなか
できませんが、こうしてネットを通じて
大切な事を教えていただけて本当に
ありがたく思っています。
ありがとうございます。
12. Posted by ハシゴするモスラ   November 01, 2008 20:47
誰かさんが、
凝った記事、アップしようとがんばってる隙に…

ツユだくを、煮浸しと呼ぶと、
和食の世界では、どやされます。
からめるだけなんですってよ。
モスラは、それで怒られたのです。
13. Posted by macrobi papa   November 01, 2008 22:00
煮て浸せば、煮浸しだと思っていました。
すいません。

でもね、これからは新しい時代です。
煮BITASHIとして、進化して欲しい感じ。
14. Posted by モスラ(手抜き)   November 02, 2008 20:12
うんうん、
モスラも反論できればよかったんですけど、哀しいかな、経験と実力の差が歴然だったので…

江戸っ子だって、思い切りそばつゆ浸けたいのよねぇ?本当は。
15. Posted by macrobi papa   November 02, 2008 22:20
>江戸っ子だって、思い切りそばつゆ浸けたいのよねぇ?本当は

こないだ、七味をつゆに入れてて怒られました。
七味唐辛子は、蕎麦にちょろっとかけて、それをはじっこちょっとのつゆで、ズズズズーーと食べろと。

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