August 13, 2006

ボルシチの日

お店で前菜としてお出しする
新しい料理を考えました(↓)。

【冷たいボルシチ ウクライナ風】

仕込み 再












「なにコレ。福神漬け?」
と、うちの奥様。

違うって、「ボルシチ」!
ロシア料理で有名な、赤いビーツと野菜・牛肉の煮込みです。
ロシアって云えば、ボルシチ。
ボルシチって云えば、ロシアでしょう。


もちろんマクロビ流に動物性は、なし。
暑いんで涼しく『冷製』に仕立ててみました。

三之助豆腐で作ったレモンクリームを添えて食べると、
すごく旨い。いや、ちょっと本気で旨いよ、コレ・
と、自画自賛。

野菜に少しの赤ワイン。
あとは、塩だけで作る料理。
材料がシンプルな分、作り方はかなり難しいんですよ。
タイミングひとつで、味がガラリと変わるから。
最近少しずつ、自分の料理が作れるようになってきました。


このボルシチを作りながら、
僕はある人を想います。


 <僕に料理を教えてくれた人>

その人、マクロビなんかどうでも良くて、
約束は守らない、すぐキレる。
職場ほったらかしで、どっか行っちゃう。
何かにつけて、からんでくる人。


僕はその人が嫌いでした。
毎日が、イヤでイヤで仕方なかった。

でもね、その人は料理を作ることに関してはすごい人でした。

その人の塩の使い方。
その人の火の入れ方。
素材の扱い方。味の見方や組み立て方。

一緒に働くうち、それは全部、僕の体に染みついていました。
そのひとつひとつが、僕にボルシチを作らせます。

僕は結局、不平不満ばかりを口にして、
自分が何もしないのを、人のせいにしていただけ。

その人に「ありがとう」って思いながら
作ったボルシチは、とてもやさしい味になりました。

盛りさら











その<ボルシチ>。
レモンクリームをあしらうと、赤と白のコントラストが
綺麗でしょう?

そのうち皆さんにお出しできる日があるかもしれません。


今日は<ボルシチの日>。
憎んだり恨んだりしていた気持ちは、
ここに置いて行きましょう・・

<マクロビオティック料理人>として、
誰かのために料理を作れる日々を、
とても幸せに思うのです。



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この記事へのコメント

1. Posted by マクロ美風   August 13, 2006 07:30
そのボルシチ、「感謝のボルシチ」という名前にしましょう。
涼しい風が吹かないうちに、お店でいただきたいものです。
2. Posted by たま   August 13, 2006 07:33
マクロビ・パパさま、おはようございます。

朝から、素敵なエピソードを聞かせてくださりありがとうございます。

料理を作る心は味に出ます。
料理が上手に出来る人はきっと心の奥底に深い愛情があるのでしょうね。
パパさまの料理の師匠は、心根はとても素敵な人だったのでしょう。

まだ、パパさまのお料理を頂く機会に恵まれておりませんが、その時を楽しみにしています。素敵なこのブログを作るパパさまのお料理は、きっと、皆さんの美味しい笑顔の味がしそうです。
3. Posted by Lucia   August 13, 2006 17:47
こんにちは

ボルシチ!
木曜日のlunch<玄米プレート>にありませんでしたか??

なんのクリームだろう?
と思っていたのですが、レモンクリームだったのですね。
優しいお味のボルシチでした
ご馳走様でした♪
4. Posted by わた   August 13, 2006 22:39

涙で画面が見えません><

技も体もノッポさんなPapaさん・・・
心までノッポさん(謎)

心が広く感謝の気持ちも忘れないところ、
ほんと素敵です。
僕は明日から帰省するのですが、
たまにしか会えない親への感謝の気持ちを
しっかり伝えたいと思いました。
5. Posted by lhs   August 14, 2006 11:59
papaさん、

先日は、ごちそうさまでした。
友人も大変満足していて、楽しい夕餉となりました。

そして、今日のストーリー。

ステキ!

もちろん、ボルシチも美味しそうです♪

また、近々伺いますね。
そのときに、食べられるといいな〜

6. Posted by macrobi papa   August 15, 2006 00:25
素敵なネーミングですね、ふうさん。
初心忘れぬように作っていきたいと思います。

なお、恐ろしく手間のかかる料理ですので、頻繁にはお出しできないんですよ。一期一会で。
涼しくなったら、温かいお料理でお出しするかもしれません。
7. Posted by macrobi papa   August 15, 2006 00:28
こんばんは、たまさん。

砂糖ばかり摂って、イライラばかりしていた当時の僕には
師匠の心まで読めませんでした。
もっと腕を上げて、たくさんの笑顔が作れるようになれば
少しは罪滅ぼしになるかもしれません。
8. Posted by macrobi papa   August 15, 2006 00:33
こんばんは、たまさん。

このボルシチは、試作段階でしたが、あんまり良くできたのでランチで少しだけお出ししました。
食べられた人はラッキーかもしれません。
幻のメニューです。

気に入って頂ければ嬉しいです。
レモンクリームは三之助の堅豆腐に、レモンの皮と果汁を加え、赤梅酢・塩少々でバランスをとったものです。
赤梅酢と塩は陽性なので、レモンと豆腐の陰性と中和します。
9. Posted by macrobi papa   August 15, 2006 00:37
こんばんは、わたさん。
それは確かに(謎)ですよ(笑)。

感謝の気持ちは、意識しないとついおざなりになりがちです。だから積極的に口にするようにしています。
夫婦円満の秘訣は「愛してる」ではなく、「ありがとう」だって聞きますよ。

帰省の旅、お父さんは大変でしょう。
頑張って下さい。
10. Posted by macrobi papa   August 15, 2006 00:40
こんばんは、Ihsさん。
こちらこそお会いできて楽しかったです。

最近新作をもうひとつ作りました。
<フリッタータ16号>

卵を使わないイタリア風卵焼き。
枝豆を具にするバージョンです。
従来のものに画期的な改良を加えました。
旨いです。評判良いです。

どんどん新作を出していきますよ。
11. Posted by ぢゅん   August 15, 2006 12:36
papaさん、お疲れ様です。
ボルシチというとわたしはおじいちゃんを思い出します。小さい頃のおじいちゃんとの外食の記憶で一番強いのはロシア料理のお店です。いま思うと戦争でハルピンからロシアの近くまで行ったことが関係しているのかなと思います。料理の記憶って、思い出を手繰り寄せるのに最高のツールですね。月末の帰省でおじいちゃんとの思い出のお店にまた行ってこようかなという気になりました。
そして9月のpapaさんの料理がまた一層、楽しみになりました!
12. Posted by macrobi papa   August 16, 2006 02:21
こんばんは、ぢゅんさん。
白状いたしますと、僕はまだボルシチというものを食べたことがないのです。
食べた人の話と写真といくつかのレシピを参考に、作ってみました。
たぶんボルシチは家庭料理、お母さんの味だと思います。
そういった気持ちを思い浮かべながら作ると、イメージ通りの仕上がりになりました。
今の自分の技術のすべてです。

おじいちゃんの思い出にもう一度出会えると良いですね。
9月にぢゅんさんとお会いできるのを楽しみにしております。
13. Posted by マクロ美風   August 20, 2006 13:07
papaさん、こんにちは〜。
昨夜は、ボルシチをいただけて大満足でした!
お帽子も似合ってましたよ〜。

結局、夕べは徹夜です〜(・・;)
朝帰りしました〜\◎◎/
今は、某大学のパソコンから、チョイとコメントしてま〜す(^_^)
14. Posted by macrobi papa   August 22, 2006 01:23
こんばんは、ふうさん。
ははは、あいかわらずのバイタリティーですね。

ボルシチはあれからさらに進化させました。
進化型のボルシチは、スゴイですよ。
作り方はさらに手間がかかるんですが。
これ、レギュラーメニューにしたら休憩時間が、
本当になくなる(笑)。

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