March 01, 2006

農家料理 なごみ

農家料理 なごみ に行ってきました。

店







「ぜひ、一度は行ってみたい」と密かに憧れていた店。
以前【玄米スパイラル】の中で紹介されていた<重ね煮料理>のお店です。



 ■重ね煮料理■

「重ね煮」は素材のもつ陰陽を調和させて、中庸を作り出す独特の調理術。
マクロビオティックで最も「陰陽」を熟知していたと云われる、
小川法慶先生の考案されたものです。

そのお弟子さんの船越氏の活躍と岡山にあった「民宿わら」は、とても有名ですね。
船越氏のれしぴ本<わらのごはん>は、重ね煮の入門書としてオススメです。

わらわらのごはん
船越 康弘 著
地湧社
3000円(税別)

なごみのご主人もわらで研修し、重ね煮を学ばれたそうです。

重ね煮というのは、鍋の中に食材を積み上げるとき、
陰性の「上昇する力を下に・陽性の下降する力を上に積む」ことで、
ちょうど真ん中で陰陽の力が混ざり合う。調和(中庸)を生む料理法。

基本を抑えれば、いろんなジャンルの料理に応用が利きます。
それは、マクロビオティックの「穀菜食」といった
食材の制限されたカテゴリーで、大きな可能性があるように感じました。
ぜひ取り入れてみたい技術です。


■農家料理 わら■

このお店のことを聞いたのは、去年の夏でした。
「行こう行こう」と思いつつ、はや半年が過ぎます。

なかなか行くことが出来なかった理由はひとつ。

とても遠いから。

埼玉県の北、幸手(さって)市にあるこのお店。
「ここに店出して、お客様くるんですか?」というところにあります。

それでも遠方からたくさんの方が訪れると聞きます。
ここまで来る価値があるのです。


なんとか、たどり着きました。
北埼玉の冬は、とっても寒いです。
さっそくランチを頼みましょう。

料理











今日のランチは自家栽培のさつまいもや里芋を使ったコロッケ。
おからの春巻き。具だくさんの味噌汁。南瓜のサラダと切り干し。
10時間以上煮た柔らかいゴボウ。

重ね煮料理が並びます。

野菜はどれもしっかりその持ち味が活かされています。
おからの春巻きも、これ、肉より旨い。
おからの持つ貧しいイメージなど、ひとくちで吹き飛ぶでしょう。

玄米の炊き加減も胡麻塩も、素晴らしい出来です。
デザートの盛り合わせまでしっかり食べて、
「ああ旨い、来て良かった」の一言。心にグッとくる味でした。

ご主人はとても穏やかな雰囲気をそなえた方で、
どこかパトリシオ先生と同じ空気をお持ちの方です。

ただでさえ手間のかかる重ね煮で料理を作りながら、
数品のナチュラルスイーツと仕上げ、天然酵母で自家製のパンまで焼かれる。
その努力や体にやさしい料理を追求されるその志に、
頭が下がります。

僕がお店にいる間ずーっと他に誰もお客様がいなかったので、
少し心配になったのですが・

「話したい方がくるときは、不思議と店が暇になるんですよ。
 昨日、いらっしゃっていたら大変でした」
と、ご主人は笑います。

これもまた、ご縁かもしれません。



「農家料理 なごみ」は、基本的に予約制です。
詳しくは、ホームページをご覧下さい。
  【農家料理 なごみ ホームページ】

春になると桜がとても美しい名所だと聞きます。
今から楽しみですね。



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1. 重ね煮のお味噌汁おいしかった!  [ マクロビオティック in ニュージーランド ]   March 14, 2006 11:31
昨日お味噌汁を作りました。 日本で民宿「わら」をなさっていて、今はニュージーランドでわらNZという民宿を経営している船越康弘のHPを数日前に読み、 重ね煮を試してみたいなぁと思っていました。 (おいしく・楽しく・ありがたくのページにわらの考え方や重ね煮につ....

この記事へのコメント

1. Posted by もも   March 01, 2006 15:10
わぁ素敵なお店ですね。
是非行ってみたいです♪
重ね煮お料理勉強になりました。
2. Posted by JAZZ   March 01, 2006 15:31
JAZZです。
確かに遠いけど、おいしかったでしょ。
近くにある「権現堂桜堤」のサクラ、これがまた美しいのです。春になったらまた是非どうぞ。
3. Posted by ぢゅん   March 01, 2006 16:49
ご店主の『話したい人が来ると暇になるんですよ』との言葉、器の大きさを感じました。
おおらかなそして自然体な感じ・・・そんな雰囲気を言葉によって発せられる人間になりたいです。
どうも目の前の小さなことにくよくよしてしまいがちな今日この頃です。
世界を広げていただきました、ありがとうございました!
4. Posted by rurikoi   March 01, 2006 23:40
幸手の桜は土手つたいに両脇に咲いていて
まるで桜のトンネルをくぐる感じです。
土手の下は一面の菜の花が咲いていて その色のコントラストが絶品です。咲きはじめも良し。散りぎわも良し。
できれば 平日の早朝 人通りの少ない時間帯にゆっくりと歩いて見てほしい場所です。
歩いたあとに ここのお店で食事っていうのがベストかな。


5. Posted by fujitamanegi   March 02, 2006 06:50
ごめんなさい。せっかくコメントしてくださったのに、色々あって記事ごと消してしまいました・・・。
マクロに関係のないことを記事にしてしまったことに、反省しています。
でも、papaさんやぢゅんさんからのコメント、とっても嬉しかったです。
また、遊びにいらしていただけたら嬉しいです。

こういうあったかいお料理を作って、他の型に食べてもらえるような人になりたいなぁ・・・。
6. Posted by soyamilkcafe   March 02, 2006 11:31
はじめまして。素敵なお店ですねぇ。お料理も美味しそう!!桜の頃に行ってみたいです。

>話したい方がくるときは、不思議と店が暇になるんですよ。
店主のかたの温かいお人柄が伝わってきました。

7. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:03
こんばんは、ももさん。

いろいろなお店で玄米を食べましたが、ここのは1,2を争うくらい、美味しかったですよ。

・・あんまり褒めると、ご主人のプレッシャーになるかも(笑)。
8. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:04
JAZZさん、確かに美味しかったです。
また伺います。近いうちに。
9. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:07
こんばんは、ぢゅんさん。

料理には、作るその人が、そのまま出ます。
この味は、あえて困難な道を行くご主人の情熱とその人柄が作り上げるのでしょう。

僕も、そういう料理を作っていきたいと思います。
10. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:09
rurikoiさんは、文章が素敵ですね。

それを読むだけで、情景が目に浮かぶようです。
11. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:12
こんばんは、fujitamaさん。

例のパウンドケーキはもう作りましたか(笑)?
fujitamaさんの料理はもう暖かいでしょう?
12. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 21:46
はじめまして、soyamilkcafeさん。
ブログの記事読みました。

PSE法に関して同感です。
少しでも多くの方の署名が集まることを願います。

https://www.jspa.gr.jp/pse/index.cgi  PSE法に関する電子署名のお願い
13. Posted by ごんた   March 03, 2006 11:11
こんにちは。コメントありがとうございました。ブログを再開されたようで、楽しみです。リンクをさせて頂いてもよろしいでしょうか。
埼玉県にこんなお店があったとは。うちからさほど遠くないので、今度行ってみます。
14. Posted by macrobi papa   March 03, 2006 16:13
こんにちは、ごんたさん。
リンクありがとうございます。

こちらからもよろしくお願いいたします。

近くにお住まいですか?
うらやましいなぁ・
15. Posted by リノ   March 03, 2006 20:58
始めましてリノと申します。最近マクロビに興味
を持ちまして先週辺りから実践中です。
色々学んで行くと「?」ということもあったり
しますが楽しいです。料理も以前より楽しくなり
ました。超未熟者ですがこれからも遊びに来たい
と思いますので宜しくお願い致します♪
16. Posted by macrobi papa   March 04, 2006 07:27
はじめまして、リノさん。

料理と理論の二刀流でいきたいです。
どっちにするか?って、優柔不断で決められないんですよ(笑)。
17. Posted by keitan49   March 04, 2006 22:19
娘が話す言葉をブログにしてくれました。読んでください、少しずつ、伴に考えながらやりましょう。
18. Posted by soyamilkcafe   March 07, 2006 11:36
papaさん
PSE法のご紹介までして頂いてありがとうございます。お礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。
19. Posted by macrobi papa   March 08, 2006 05:34
すべての問題を解決することは難しいでしょう。
でも、不可能ではないことです。

問題はそこに自分の意見が入ることだと思います。
僕の考え方は必ずしもマクロビに則したものでない部分があるのかもしれません。
20. Posted by    March 14, 2006 11:39
はじめまして、マクロビ・パパさん。
いつも参考にしながら、楽しく読んでいます。

また作ったばかりのブログですが、
トラックバックさせてもらってもいいですか?
(初心者なのでちゃんとできてるかどうかよくわかんないんですけど、、、。)

せっかくニュージーランドにいるので、
いつかは「わらNZ」に行きたいと思ってます。

マクロビ・パパさんの記事はすごくよくわかり易くて、まくろ美風さんのブログとともにお気に入りです。

まだまだブログもマクロビも初心者ですが、
よろしくお願いします♪

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