February 26, 2006

陰と陽 LV2 野菜の陰陽くらべ

 ■中庸ということ■

すべてのものには陰性と陽性が含まれていて、
そのちょうど真ん中、陰と陽のバランスがとれているところを
「中庸 ちゅうようと呼びます。


食べ物で云うと、「玄米などの穀物」が比較的中庸です。
(完全なる中庸のものはありません)

人間も中庸、玄米も中庸。
中庸である玄米は、食べても体の陰陽のバランスを崩しません
マクロビオティックでは、この玄米ごはんを中心に食べることを、
その食事法の大黒柱とします。


 ■野菜の陰陽■

さて、すべての植物は「比較的陰性」になります。
植物である野菜も基本的に陰性ですが、
その中でも「比較的陰性」のものと「比較的陽性」のものがあります。
「陽性の野菜」といっても、基本的にはやや陰性なんですね。
【LV1 陰陽の基本的性質】に基本的な<陰陽の性質(それを見分けるためのポイント)>が書いてあります)

では、考えてみましょう。
次の野菜を陽性の順から並べてみて下さい。

南瓜・トマト・ゴボウ・人参・水菜・カブ・大根・キャベツ

いかがでしょうか?
簡単でしたか?難しかったでしょうか?
陰陽理論は、まず、自分で考えてみることが大切です。
そうしないと、いざというときに陰陽を使えません。


それでは正解発表です。
野菜を比較的<陽性>のものから順に並べていきます。


上に来るほど【陽性yong】が強い

ゴボウ ゴボウ  
土の中で育つ。          
実は堅く、下に向けてどんどん伸びていく、陽性。
(下に向かう=地球の中心に向かって=求心性=陽性)

人参 人参   
土の中で育つ。下にはそんなに伸びない。
水分が多く柔らかい、やや陽性。
        (水分が多い・柔らかい=陰性)

大根 大根   
土の中で育つ。下にも育つが横にも太く広がる。
より水分が多く、色も白い。
        どちらかというと陰性。(白=陰性)

カブ かぶ   
土の中で育つ。丸く柔らかい。
下にはそんなに伸びず、地表に近いところに育つ。
ここらへんが【中庸】。
        (かぶ・玉ねぎなど【丸い野菜】は地表近くに育ち、
         上下から同じだけのエネルギーを受けるので、
         陰陽のバランスが良い)

南瓜 南瓜   
地面の上に育つ。
堅くて丸い。中庸(かぶより陰性)。
(堅い=陽性、地上になる=陰性)

キャベツ キャベツ 
地面の上に育つ。柔らかくて(陰性)、丸い。
葉が多く、水分(陰性)がある。より陰性。


水菜 水菜   
地面の上に育つ。
みずみずしく、上に向けてどんどん伸びてゆく、陰性。
(上に向かう=地球の外に向かって=遠心性=陰性)

トマト トマト   
木に実る。酸味があり甘くみずみずしい。
柔らかく、カリウムが多い。ナス科の夏野菜。極陰性。
(甘い・酸味・カリウム・柔らかい・夏野菜=陰性)

下に来るほど【陰性yin】が強い


食材は星の数ほどありますから
全部の陰陽を覚えるのはちょっと無理です。
でも、基本(陰陽の基本的性質)を知っていれば
(例えば、堅い・下に伸びる=陽性
     柔らかい・水分が多い=陰性)
人参とゴボウを比べたときに、
ゴボウがより陽性であることが判断できるようになります。


 ■野菜の陰陽を応用する■

野菜の陰陽は、育てられた土地や季節の影響を大きく受けます。

寒い時期(冬)や寒い地方(北)では、
体を温めてくれる「比較的陽性の野菜」が良く育ちます。
暑い時期(夏)や暖かい地方(南)では、
体を冷してくれる「比較的陰性の野菜」が良く育ちます。

つまり暑い夏に、夏野菜(トマトとか茄子とか)を
食べると、ほてった体を冷やしてくれるため
冷房なしでも、快適にすごせる訳です。

また、寒い地域で収穫された野菜を食べると、
体を温めてくれるので、寒い地域でも生活できるようになります。
うまくできていますね。

沖縄とか暑い地域でとれるゴーヤー(苦瓜)も
やっぱり体を冷ましてくれます。
沖縄の夏は暑いですが、ゴーヤーをいっぱい食べると夏バテしません。
でも、東京に住んでいて、冬にゴーヤーを山盛り食べると、寒くて仕方ない。

<その土地で採れた、旬のものを食べる>

そうすると、その土地に自然と体が調和します。
これ【身土不二 しんどふじといって
マクロビオティック食事法の「大切な基本」のひとつです。


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この記事へのコメント

1. Posted by aki   February 27, 2006 06:54
正解しましたvv
物の陰陽は、覚えるのではなく、感覚だと思います。
もちろんある程度の知識(大きい、小さい、緩める、締まる、など)は必要かもしれませんが。
2. Posted by macrobi papa   February 27, 2006 09:34
おはようございます、akiさん。
免許皆伝です(?)。

朝早く起き、ズバズバ陰陽の難問を解かれる。
さすがですね。

ちなみにこの記事は15分くらいで書いたのですが、
写真の撮影と配列に3時間くらいかかりました。
いやぁ、寝不足です。
3. Posted by 花香   February 27, 2006 13:09
papaさんこんにちは!
papaさんの才能の一つはこういう風にわかりやすく説明してくれることですね。
私も目で見て再度確認。そして「かぶ」のところではなるほどー!でした。
ちなみに私は北国在住なので陽性よりの物が多いんですね。
ありがとうございました(^^)
4. Posted by あぐねす   February 27, 2006 14:14
こんにちは。
「身土不ニ」という言葉は大分浸透してきたのでしょうか?
私の住んでいる市の 
―「食育」に根ざした「地産地消」を推進する都市宣言
とやらに
 〜市民の健康は「身土不ニ」の食生活によってこそ守られる〜
と言う下りがあります。子供が小学校に上がる頃には給食が改善されてる事を願います。
ちなみに、お土産の韓国海苔にも「身土不ニ」と書いてありました・・・。
5. Posted by macrobi papa   February 27, 2006 23:00
褒めて頂けるとうれしいです、花香さん。

褒められるとすぐに舞い上がってしまうので、大体失敗して
プラスマイナスゼロになってしまうところが悪い癖です。

LV3も面白いです。たぶん。
おたのしみに。
6. Posted by macrobi papa   February 27, 2006 23:04
こんばんは、あぐねすさん。

子供を持つ親として、給食は気になります。
給食の献立は、そろそろ変化してきても良いのではないかと思います。マクロビの給食作りとかも推進してみたいですね。
7. Posted by maririn   February 28, 2006 01:42
マクロビパパさんこんばんは。
野菜の陰陽のついてのお話、とっても分かりやすくて興味深かったです。ありがとうございます。

野菜好きの私としては、ぜひ陰陽の見極め方をマスターせねばっっと思っています☆
旬のものは栄養価も高くなっているし、理にかなっていますよね〜。
といいつつ、こんな寒い日にも大好きな冷やしトマトやレタスをいっぱい食べてしまう私。まだまだですね。
反省。(>_<、)
8. Posted by メイコ   February 28, 2006 23:40
papaさん、あぐねすさん。
「身土不二」は韓国農協のスローガンなんですよ。
10年ぐらい前、韓国各地を旅したときに、いたるところで見かけました。当時は私もまったくマクロビを知らなかったので「そういう言葉があるんだ〜」と感心したのを覚えています。日本だと韓国料理って「焼き肉!」というイメージが強いですが、韓国の伝統料理のベースは穀菜食ですね。最近は日本でも韓国の伝統食が注目されていますね。嬉しい限りです。
(沖縄&韓国大好き〜)
9. Posted by macrobi papa   March 01, 2006 09:46
おはようございます。メイコさん。

韓国の身土不二はそういう意味でしたか。
日本で生まれた言葉が、隣の国に伝わったのでしょう。
もともとは「天上天下唯我独尊」のような意味だったと
聞いています。

韓国料理は「焼き肉」というイメージは強いですね。
あと「キムチ」。
キムチはかなり好きです。
最近、食べてなかったなぁ・
10. Posted by hiina   March 02, 2006 17:40
papaさんは芋類をどう説明しますか?成り方や成る地域だけだと芋が陰性であるを説明するのはむずかしいですよね。特にじゃがいも。「地中にできて北海道の特産なのに」って言われちゃいますよね〜。
11. Posted by macrobi papa   March 02, 2006 23:58
はい,hiinaさん。

ジャガイモは熱帯原産だから、といいますが、もともとの原産地はアンデスです。熱帯じゃありませんね。

作られた地域というより成分で考えます。ジャガイモはビタミンC(陰性)・カリウム(陰性)を非常に多く含む野菜です。体に取り入れたとき陰性に働くと考えられます。
米も日本全国で作られています。より陰性の米、陽性の米となるのだと思います。いかがでしょうか?

もうひとつマクロビオティックにはジャガイモを避ける理由があります。「オーガニックベース 奥津典子著」の
60ページに書いてあります。
ここでは説明できません。すんません。

12. Posted by hina   March 03, 2006 13:07
ああ、自分の名前を間違えていたんですね(恥)papaさんってばオヒトがワルイ〜(^^)

なるほどぉ。カリウムですか。私はじゃがいもはナス科なんですよ〜と説明しています。マクロをはじめたばかりの方に納得していただくのはなかなかです。見た目だけで陰陽を判断するのはむずかしいですね。陰陽は簡単そうで深いなあ。

恥ずかしながら奥津先生のご本は未だ拝読していません。すばらしい本だそうですね。いい機会をいただきました。さっそく読んでみたいと思います。

13. Posted by macrobi papa   March 03, 2006 15:57
すみません、hinaさん。
ドイツ語っぽい名前で素敵でしたよ(笑)。

14. Posted by Aco   August 10, 2006 10:39
初めまして。検索で引っかかったのでやってみました。

陰陽についてはまだまだ勉強中の身なので大変べんきょうになりました。

ジャガイモについての話は私も奥津先生の本で知りました。

夏は陰性のナスやトマト、ピーマンをたくさん食べてしまいそうです。玄米をたくさん食べてなんとか中庸にしたいものです。

これからも覗かせていただきます。
よろしくおねがいします。

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