December 06, 2005

蓮根湯

タイトル











今日は「蓮根湯」の作り方を書いておきましょうね。

「蓮根湯」は風邪のときの「セキ(咳)」を止め、「タン(痰)」を切り、
また「ゼンソク」などの気管支などの症状に即効性があるといわれます。



 ■蓮根のちから■

<蓮根 れんこん>は「蓮 ハス」の地下茎。
発掘された千年以上前の蓮の種が、花を咲かせた話があるくらい
強い生命力を持つ植物。

その薬効は数えることも大変なくらい・
心臓の働きを強化し、血圧を整え、口の渇きを止めます。
生の蓮根をすりおろして絞り汁を飲むと、止血作用があり、
胃腸の潰瘍による出血、鼻血などを止めます。
(節の部分が特にこの作用が強い!)

レモンなみに含まれるビタミンCは、ストレスを緩和し、風邪を防ぎます。
このビタミンCは加熱しても、生のトマトより多い。
また、植物に少ないビタミンB12を多く含み、
この希少成分が悪性貧血を防ぎ、肝臓を助けます。

アク成分であるタンニンには、抗酸化作用と殺菌作用があります。
強精作用もあり、病気に負けない強い体を作ります。

こう書いていると、なんにでも効きそうですね(笑)。

マクロビオティックには、「食べたものに似る」という考え方があります。
蓮根の穴の中には、空気がスースー通ってる。
だから、人間のノドの通りも良くなるって云われてます。


それでは、レシピを簡単にご紹介いたしましょう。

 ■Ingredients 材料■

蓮根の絞り汁     30〜40cc
生姜のおろし汁    ほんの少々
醤油         小さじ1/8杯
塩          ひとつまみ
くず粉        小さじ1杯
 +
熱湯         150cc


蓮根使った蓮根はこのくらい。手のひらサイズの中くらい。
これで<蓮根絞り汁>が80ccは取れる。
つまり2回分♪
絞り汁は絞りたて、新鮮なものを使って下さいね。


 ■Recipe 作り方■

1)蓮根は洗って、皮付きのまま、すりおろします。
  蓮根と蓮根のつなぎ目にある<節 ふし>の部分。
  固いからってよく捨ててしまう節の部分が最も薬効が高いんです。
  これもよーく洗って、一緒にすりおろしちゃいましょう。

2)おろしたものをさらし布で包んで絞ります。
  (ザルの上で揉むようにして、絞ることも出来ます)

絞る
  






  おろしながら、やかんにお湯を沸かしておいて下さい。

3)小鍋に蓮根の絞り汁、しょうがのおろし汁、醤油、塩、
  くず粉を合わせて、均一になるまで練ります。
  ここにやかんの熱湯が150cc。

4)お湯を入れたら、火にかける。
  焦げ付かないように、底を木ベラで手早くこするように動かす。

煮る







  このスプーンは、耐熱スプーン。
  1本あると便利です。カッパ橋・横山商店より購入。

5)ひと煮立ちさせる。
  全体が白く透きとおり、トロリとすれば、できあがり。


配合は基本のものです。
醤油も塩も、各自の好みで増やしたり、減らしたりして下さいね。
結構とろみが強いので、葛粉を入れないで作っても良いです。

すりおろして余った「絞りかす」は、全粒粉と合わせて「れんもち」にします。
(合わせるときに、練らないこと!)

連持ち







お団子にしたものを、ちょいと潰して、
170℃の油でカラリと揚げました。
油が気になる方は、蒸しても良いです。
味噌汁のタネに使うと、コクとボリュームが出ますよ。

蓮根湯を服用するときは、甘いものや果物は控えましょう。
効果が減ります。


喉を悪くすると、風邪は辛いですよね。
これで風邪を治して、健やかな年越しをお迎え下さい。



追記:
蓮根湯は、陰性の湿った咳に良く効くそうです。
陽性の乾いた咳には、干し椎茸の戻し汁を、静かに15分ほどコトコト煮て
醤油を垂らしたものが良いそうです。


  



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1. 蓮根・生姜さまさま。  [ = En Casa = ]   March 04, 2007 20:53
1〜2日前からオットが喉を痛めていて、生姜紅茶を飲ませたり、お酢入りのお水でうがいさせたりしましたがなかなかよくなりません。それでは、と マクロビ・パパさんのところで見つけた「蓮根湯」を作ってみました。すりおろして残った蓮根は、粉と生姜をまぜて団....

この記事へのコメント

1. Posted by akko   December 06, 2005 03:46
我が家も風邪が猛威をふるっており、毎日のように蓮根湯のお世話になっています。
でもパパさんのレシピと微妙に違う・・・・
お醤油と葛が入らないもので作ってました。
実家の母は一日で効き目が出て、すっかりお気に入りです。
薬なしで蓮根さえあればいいわ、なんて言ってくれるのでちょっと嬉しいです。

この時間になると子供達の咳が出始めて、おちおち寝ていられません。
寝不足で目がどんよりして、タヌキ顔に拍車がかかっております。

2. Posted by かこ   December 06, 2005 06:15
マクロビパパさん、またまたお風邪大丈夫ですか?
タイミングよく今回も風邪ひかれるなんて、ほんとにチャレンジャーさんですね(笑)

蓮根湯、醤油が入るんですね!
蓮根、捨てていた節に栄養があるなんて、もったいないことをしていました〜〜〜

れんこんもちが食べたい!!!

かすまでおいしく利用されるなんて、生活に無駄がなく、主婦のようですね。
3. Posted by macrobi papa   December 06, 2005 23:26
こんばんは、akkoさん。

葛を入れた方が喉には良いと思います。
ただとろみが強くなるので、子供には飲みづらいかも。
パトリシオ先生は絞り汁と水、塩だけで作っていました。
4. Posted by macrobi papa   December 06, 2005 23:29
こんばんは、かこさん。

正確には「主夫」になると思われます。
これから女性の社会進出も進み、僕の仲間も
増えてくるかもしれません。

蓮根もちは何も味付けをしないのですが、甘くておいしい。
煮物の具にも、オススメです。
5. Posted by ミケ   October 06, 2006 13:03
こんにちは。
蓮根にはビタミンB12が豊富ということですが、
手持ちの「五訂 新版食品成分表」では、
蓮根のB12の含有量が、ゼロになっています。
実際はどうなのでしょうか?

また、ちょっと話がずれてしまうかもしれないのですけど、
私なりにマクロビの食事のB12不足解消に効果的な食材を調べているのですが、完全な穀菜食にした場合、B12を含む食材として、ノリしか今のところ見つけることができません。
納豆にも含まれているということをよく聞くのですが、やはり上に挙げた成分表では納豆のB12含有量はほとんどないっぽいです。これらの件に関してなにかご存知のことがあれば、教えていただけたらありがたいです。よろしくお願いいたします。
6. Posted by macrobi papa   October 07, 2006 02:02
難しいですね。
B12については調べていました。

後ほどご連絡いたします。
7. Posted by ブログを駆ける、モスラの娘   September 23, 2008 12:59
蓮根湯は、時間をかけて、煉るほどいいって言いますね。お水と、塩だけで、コトコト火にかけて、黒っぽくドロッとした状態まで煮詰めた物を、瓶詰めして、冷蔵庫に入れておくの。その方が、陽性が増すって教わりました。
飲む時に、葛湯に混ぜるのが、モスラばあちゃんちのやり方です。作る度に、煮詰めるの、大変なんだもん!
でも、こういうのって、基本は基本として、それぞれの家庭の味があってもいんじゃないかしら?

それはそうと、すり鉢で、炒ったお塩を擂る時、お鍋をかき混ぜる時、私の頃(大昔じゃないわよ!ちょっとだけ昔)は、必ず“時計回り”って、教わったのよね…私は、それをずっと、北半球では、時計回りに求心力が働くから(自転の関係で)だと思い込んでたの。お水って、必ず時計回りに渦を巻いて排水溝に吸い込まれていくでしょう?陽性を高めるために、そうしてるんだとばかり…。
南半球に行ったら、気をつけようって、別に行くあてはなかったんですけど。そしたら、マクロビの大先輩に当たる方から一笑にふされまして…だったら
なぜかを、教えて!
ずっと、引っかかってたの、今思い出しちゃった。

え〜ん、また寄り道。
実は、この前の、らっきょう漬けも、そうでした。

番茶の記事を、探してたの、本当は…どこっ!?
8. Posted by macrobi papa   September 23, 2008 22:37
この頃の風邪って、甘いものの摂り過ぎとストレスが引き金になっていたようです。
仕事、大変だったからなぁ。

僕のメニューで、レンコン汁が大量に余るメニューがありました。今度作る時は煮詰めて保存します。
良い事を聞きました。
9. Posted by macrobi papa   September 23, 2008 22:40
胡麻擂りの話、僕の解釈で宜しいでしょうか。

世界には色々な文化がありまして、それぞれ「右」と「左」の優劣が分かれます。
どちらかと云うと、右を優勢とする文化が多いようです。その場合、右を善、浄、尊とします。
インド人にとって、左手は不浄の手ですね。

その文化圏において、右を中心として廻る右肩回り(時計回り)が善を呼ぶとされるようです。

ヒンドゥー教や仏教の巡礼も時計回りですね。
チベット仏教で使うマニ車(教典の書かれた筒)も時計回りで回します。
逆にまわすと徳を減らすとされます。

チベット仏教において、時計回りは良き心を呼び起こす意味を持つようです。

なぜ右優勢が多いかと云うのには諸説あります。

人間は視界の効かない状態や、目印の無い平原で反時計回りにぐるぐる歩いて巡回する性質を持つそうです(Ring-Wanderingと云う現象)。
反時計回りの行動は、人間の本質なんですね。
それに対して時計回りに動く事は、ある種の神秘的な価値を持つという説もあります。

そう考えると、モスラさんの磁場が影響していると云う考え方も、全く関係のない話ではないと思いますよ。

なんにせよ「右回りを善」とする考え方が、どういうルートかでマクロビオティックの考え方の中に、組み込まれたのではないかと考えます。
大切なのは、胡麻を擂る時の気持ちという事でしょうか。
10. Posted by 迷子のモスラ   September 24, 2008 13:53
赤ちゃんが、生まれる時も、
時計回りって言いますものね。
狭い産道を回りながら出てくる間に、
頭蓋骨の隙間がくっつくんじゃなかったかしら?

お忙しいんでしょうに、
丁寧なお返事を有難うございます。

それにしても、「炒ったお塩を擂る時」で、ゴマ塩を作る時の話だって、分かったの?

すごい!さすが!!天才!!!

テヘッ…これが、ほんとの胡麻擂り。

お後がよろしいようで。
11. Posted by macrobi papa   September 24, 2008 15:24
そういえば、ごま塩とはどこにも書いてなかったですね。あれ?

>テヘッ…これが、ほんとの胡麻擂り。

落ちの付いた完璧なコメントです。
座布団1枚、差し上げます。
12. Posted by モスラの昔話   November 04, 2008 14:58
母が、小川法慶先生の元で修行していた頃、
こんな問題が出されたそうです。
いくつかの野菜の名前を挙げて、重ね煮する時の順番を答えよという問題…簡単そうでしょ?
皆が引っ掛かったのが、蓮根の位置。
桜沢先生は、根菜類の中でも、蓮根は、一番陰性の方と(当時は)、教えてらしたのです。なぜなら、下へではなく横に伸びるから。
実際には、蓮根は、横向きの状態のまま、層を重ねるように、下へ下へと一年ごとに根を伸ばしていきます。
ふっくらして食べて美味しい状態になるのは、3年目頃から。蓮根畑の土といったら、粘土質で、普通の畑の土とはわけが違いますのよ。だから、収穫も大変なの。蓮根は、実は、ごく陽性だったのです。
今は、一年で見かけだけふっくらさせようと、肥料だの農薬だのをいっぱい使うから、いびつな蓮根が増えたのだといいます。
母と、小川先生だけが、蓮根を一番上に置くことで意見が一致しました。最近の陰陽表では、どうなってるのかしら?
ちなみに、漢方薬で使われる朝鮮人参も、飲んで効果があるのは、土の中で3年以上経った物だそうです。人参は、根菜類の中でも、土の中の養分を一番吸って大きくなるんですね。栄養もあるけれど、農薬などの成分も一番多く吸収するから、なるべく有機か、無農薬の物を使う方がいいですね。
ある方が、皮からどの程度内側まで農薬が残っているかを、ピーラーで一枚一枚めくりながら測定したら、もうほとんど芯の部分まで残ってたって言いますから…。
この辺の記事だと、もうパパさんくらいしか読む人いないでしょうね。一名限定の昔話でした。ホホッ
13. Posted by macrobi papa   November 04, 2008 18:48
ありがとうございます。
小川先生の話は、今はほとんど聞くことがありません。

厳格な人と思いきや、結構子どもが好きだったり、自慢話が好きだったり(本人は否定しますが)、とても身近に感じるようになりました。

レンコン、重ね煮でなんで一番上なんだろう考えていましたので、謎が解けました。
なんか順番は美味しいのが優先と聞いていましたので、陰陽より味を優先させたのかと思っていました。
有機栽培のものは、明らかに味が違います。
そういう理由があったのですね。

一度、レンコン堀りもチャレンジしてみたいです。
14. Posted by モスラの昔話2   November 04, 2008 23:40
何十年生きてても、未だに知らないことだらけ。
でも、それが楽しい。
息子や、孫のような年代の人たちには、計算式をみるような理論の組み立てがあって、なんかすごく…
おもろーっ!(←アハハ、ちょっと、使ってみたかったの。)
理論武装じゃ、マクロビ初心者にも、たぶんかなわないでしょうねぇ。私は、言葉じゃなく、感覚でストンと分かってしまう式の理解が多いのですもの。頭が悪いから、うまく言葉に表現できないし、まとめようとすればするほど、横にそれていってしまうの。そういや、極度の方向音痴ですわ。
でもね、負け惜しみじゃなく、理屈で勝ってなんぼのもん?って思いますのよ。あ、負け惜しみか。笑

法慶先生の本嫌いは、相当のものだったらしいですわ。誰かがマクロビ本を書いたと聞く度に、「しょせん、人の口移しに、何の値打ちがあるか!」と、吐き捨てたそうです。
講演で、原稿を読んでも、こっぴどく叱られたとか…「原稿を見て話すな、相手を見て話せ!」
重ね煮で、順番が変わるというのは、たぶん野菜さんたちの声を聞いてらしたんだと思いますわ。
「わしなぁ、普段は、人参の下やけど、干されてカラカラやねん、今日は、上にいくわ。」
と、切干大根が言えば、
「わては、もともと大豆でっけど、揚げられてますさかい、もうちょっと上でもええのちゃいます?」
と、オアゲさん。
「私は、芋ですけど、ひじきはんが焦げたら気の毒やさかい、下にいかせてもらいまひょ。」
と、人のいい蒟蒻が、名乗り出る。
美味しいのは、結果…かな?
15. Posted by vegetus   November 07, 2008 08:07
野菜の関西弁、ええ感じで。

小川先生、本嫌いですか。
道理でなんにも残ってないんですね。

今の人は、何にでも理由をつけたがると云います。
僕なんてとくにそう。

全てのことには理由があると思ってきたのですが、
でも、理由があるけど、理由ないのかも。
そういう見方をするようになりました。

このまま精進していけば、モスラさんのようになれるかもしれません。

法慶先生て、小川三三名乗られていますよね。
なぜでしょう。
誕生日が3月13日だから?
16. Posted by 岩戸のおばば   November 07, 2008 09:26
決して、モスラのようになってはいけません!
これは、遺言です。

私は、ずっと劣等感の塊でしたのよ。
自分で自分を肯定できない状態が、ずっと続きました。今も、そうです。

主人と、親友とが、何とかこの世につなぎとめてくれたのです。そして、今は、子供のため。

マクロビオティックは、健康になりたい人のためにあると、ずっと思ってましたから、死に急いでる人間がやるべきではないと…私が、マクロビを辞めた一番の理由は、それですのよ。

まさか、こんなに長生きするとは…
↑これ、後輩にも言われましたの。
「あれ、まだ生きてる!」って。笑
17. Posted by macrobi papa   November 07, 2008 20:05
文章は書く人を表します。
モスラさんにお会いしたことはありませんが、文章で嘘をつくことは出来ません。

最初は、変な人だと思いましたけどね(笑)。
モスラさんの文章には、根底に優しさがあるでしょう。

こうしてブログを通して頂いたご縁を、いろいろ聞く話や掛け合いの中に、自分を成長させるための種をたくさん貰っているようです。

マクロビオティックは、生まれるべくして生まれたものではないでしょうか。
いのちを活かすことを考えないと、健康であっても無意味です。
マクロビオティックが正しいか、正しくないかは別にして、今の私達にそれが必要だと感じます。



僕はずっと劣等感の中で生きてきました。
今もそのトラウマを引きずっています。
でも、こうしてブログを書くことで、僕にも誰かを喜ばすことが出来ます。


生きてて良かったと思うんですよ。
こうしてモスラさんとやり取り出来るんですから。
18. Posted by 岩戸のおばば   November 08, 2008 00:57
あらま、光栄ですこと。

オフ会に、裏組織できたみたいですわよ。
早くぎっくり腰治さないと、「じいさん会議」の方が正式名称になってしまいますわ。

今日、いとこの訃報が届きました。54だそうですうちの家系の男子は、みな早死にですね。
父が57、叔父がたしか54、そしていとこ…。

人とのご縁というのは、大切ですね。
私の友達は、物好きが多いです。私という存在を肯定してくれてること自体、相当の物好き。笑

ゴジラ家の元嫁は、
「大丈夫。アンタがもし死んでも、私話できるから」って人ですし…死ぬ気、失せますね。

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